マンスリーマンションのメリットとデメリット！どんな人におすすめ？

マンスリーマンションは1か月単位で契約し、短い期間入居できるマンションのことをいいます。出張や国内旅行など、短期間の滞在に便利です。

しかし「マンスリーマンションという言葉は聞いたことがあるものの、一方で賃貸契約との違いや、住むためにはどういった手続きが必要なのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。

この記事ではマンスリーマンションのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。入居を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

マンスリーマンションのメリット

まずはマンスリーマンションのメリットを大きく6つご紹介します。

1か月単位で契約できる

マンスリーマンションは、monthlyの名前からわかるように、1か月単位で契約が可能です。自身の都合や滞在する期間に合わせて、入居期間を自由に設定できることがメリットです。

最小限の荷物を持っていくだけで済む

マンスリーマンションは、家具家電が備え付けられていることが特徴です。

ベッドなどの寝具一式やテーブルなどの家具、洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫など生活するうえで必要な家電は備え付けられています。また、備え付けの家具や家電以外にもレンタルが可能な家具や家電もあります。

レンタルできる例として、トースターやアイロン、電気ケトルなどがあげられます。これらが備え付けとして用意されている物件もありますが、物件により備え付けられている家具や家電が異なるため、マンスリーマンションを契約するまえに確認しておくと安心でしょう。

ライフラインが完備されている

マンスリーマンションは電気・ガス・水道などのライフラインが完備されているため、ご自身で別途契約する必要がなく、引っ越し初日から使用することが可能です。賃貸契約の場合は、自身で契約する必要があり、引っ越し当日からは使えないことが多いです。

マンスリーマンションは近年、Wi-Fiの接続もできる物件が多いため、ネット開通工事もせずに当日からWi-Fiを使用可能です。初期手続きが最小限で済むのは魅力ですね。

敷金や礼金が必要なく入居できる

マンスリーマンションは敷金や礼金が必要ありません。賃貸住宅を契約する際は大家に敷金や礼金、不動産に仲介手数料などを支払う必要があります。

マンスリーマンションの入居期間の家賃は基本的に一括払いです。入居前にお金がある程度必要なのは、賃貸住宅を契約するときもマンスリーマンションに入居するときも変わらないので、注意しましょう。

割引キャンペーンにより安く入居できる

マンスリーマンションの会社は、法人割引や初期費用割引などを不定期で行っています。観光・引っ越しが多い春秋シーズンを除いて行っていることが多いです。

割引キャンペーンを利用すると費用も抑えて入居することができるため、日割りで計算してもホテルを都度借りるよりもお得になる可能性もあるかもしれません。

長期間の利用もできる

マンスリーマンションは場合によって長期間の利用もできます。基本的は事前に入居日数分の家賃を一括で支払い、契約をします。しかし、契約期間後も延長して住みたい場合は、延長可能です。

マンスリーマンションのデメリット

ここではマンスリーマンションのデメリットもいくつかご紹介します。

通常の賃貸マンションに比べて賃料が高め

マンスリーマンションは、賃貸マンションを契約する場合と比較すると、家賃や光熱費が割高です。光熱費の会社も自分で選ぶことはできません。短期間だとあまり差は感じないかもしれませんが、長期間住むと賃貸マンションを契約するよりも出費が大きくなります。

しかし、初期費用がかからないぶん、目安として半年以内などの短期間であればマンスリーマンションがお得です。入居期間を延長する可能性がある場合は事前知識として頭に入れておきましょう。

ネット上で空き状況を確認できない

マンスリーマンションを契約する際に、ネット上で空き状況を確認できない可能性があります。

マンスリーマンションは最短で1か月で入居者が変わるため、更新頻度が高いサイトでないと、空き状況がわかりません。空き状況を確認したいときは管理会社に問い合わせることが確実でしょう。

住民票を移せない

マンスリーマンションに住んでいるからといって、住民票を移すことはできません。住民票の仕組みで1年以上継続して生活の本拠地が移る場合でないと住民票を移せない決まりになっています。

それでも一部住民票を移せるマンスリーマンションもあるようです。住民票の移動が必要になる方は管理会社に事前に聞いておきましょう。また、郵便物の転送は可能です。入居が決まったら手続きを忘れないようにしてください。

入居者がいると内覧できない

賃貸物件は事前に入居できることがほとんどですが、マンスリーマンションは入居者がいると内覧できません。マンスリーマンションの場合は、基本的に写真や物件情報のみで物件を選ぶことが多いです。

短期間の入居とはいえ、想像とのギャップがあったら多少のストレスになるかもしれません。マンスリーマンションのなかには内見してから住むことができる物件もあります。

心配な方は、管理会社への問い合わせや、ホームページなどから内見できる物件を探してみることをおすすめします。

先約があると契約期間を延長できない

マンスリーマンションは、もし住み心地が気に入って契約期間を延長したくても先約があると契約期間を延長できません。マンスリーマンションの管理会社も契約期間で退去する前提で契約をしているからです。退去後に備え、新しい入居者を募集していることがほとんどでしょう。

観光地などの人気の物件は次の入居者が退去時には決まっている可能性もあります。その部屋には住み続けることが難しい場合は、管理会社に問い合わせることで近しい物件を紹介してくれることも多いです。延長したい場合は管理会社に相談してみましょう。

マンスリーマンションはどんな人におすすめ？

マンスリーマンションは、仕事などで特定の期間住むことが決まっている方にとくにおすすめです。また、賃貸契約の仮住まいや、家具などを買わずに、できる限り身軽で引っ越しをしたい方におすすめできます。

ビジネスホテルに宿泊する場合は、部屋を掃除してもらえるといった利点もあります。しかし、ホテルでは自炊などができないため、スーパーで購入したり、飲食店を利用したりする必要があります。自炊ができないため、必然的に食費がかかりますよね。

一方マンスリーマンションであれば、自炊ができるため食費も抑えることができるはずです。また契約をした翌日から、より自宅に近い感覚で過ごせるのは魅力的だといえるでしょう。

契約を解約してしまうと違約金が発生する可能性があります。入居期間がある程度目安としてわかっている場合は、違約金が発生する心配も必要ないです。ホテルの長期滞在と比較すれば安く借りることができる物件もあるでしょう。

また、賃貸契約の仮住まいの場合は、ゆっくりと引っ越し作業を進めることができるでしょう。新しく住む予定の家と近くにマンスリーマンションを借りることで往復の手間も省けます。

まとめ

今回はマンスリーマンションのメリット・デメリットをご紹介しました。賃貸契約と違って最短翌日から入居できる手軽さが魅力です。マンスリーマンションは短期間の入居が決まっている方、最小限の荷物で物件を借りたい方におすすめです。

近年は働き方の多様化で出張部屋やテレワーク用の部屋など、さまざまな使用用途が考えられます。マンスリーマンションの入居が気になる方は情報サイトや契約方法を調べてみてください。